2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

意識体験と感受体験

意識態が意識について意識することによって、意識体験が生じる。この意識体験の出所はどこであって、どのように生じたのか。意識態は心中にある。視覚で感受した情報は意識体験がもとになっている。意識体験がなければ感受体験もできないのである。

下門の人 第三十五編

ボブは、レオンの名を知らなくて、レオンの名を気に掛けていた。 レオンは、「僕の名は」とヒースに打診した。 ヒースは、「レオン・バルト」と本気にした様子で言った。 レオンは、「正解です。さすがです」と笑った。 下人は、「よく当てた」と言った。 ボ…

意識ハードプロブレムの問いについて

意識態はなぜ発生し、どこでどのように発生していったか。長年未解決問題として意識の所在の行方が惹起されていた。 神経ニュートロンが刺激交換を行ないマッチ棒に火を点けるかの如く意識態は発生する。意識態は心の中で発生する。日常の中で脳の活動は少し…

【現象学】純粋意識のパターン分類

・女の良さ、魅力的な体形を拵えて純粋意識として感動すること (がひとつのパターンである。) ・大会で優勝したときの純粋意識の喜びが発生すること ・美味しい料理を食べたときの純粋意識 ・面白い漫画や動画を見たときの純粋意識 ・スポーツで上手く行った…

下門の人 第三十四編

レオンは、「自分で才能があると……」と言った。 ヒースは、「それは失礼」と言った。 ボブは、「謝るところがいいです」と言った。 下人は、「謝るところがいいと褒めるところがいい」と言った。 私は、「その才能、活かせませんか」と言った。 レオンは、「…

【現象学】統握による意味付け

統握図式として赤色の存在には五の感じと意味付け、赤色の存在を五コマ集めることが意味付けするための過程である。知覚して統握するさいに意味付けを行なうことが主観的過程である。意味付けといってもこれは類似統覚の過程で生まれた意味付与であることも…

【現象学】像物体 像客体 像主題

像物体というのは、銅像が挙げられる。像客体というのは絵画が挙げられる。像主題というのは、銅像や絵画の元となる人間などである。像意識とは像の意識であって、像の想像形式である。媒体的像というのは、人間というモデルが挙げられる。

下門の人 第三十三編

下人は、「どこにあるだろうな」と渋い声で言った。 レオンは、「別に見つけなくてもいいのでは」と言った。 ボブは、「この腕時計と似ているのであれば、価値は高いと思われます」と言った。 ヒースは、「それを見つけようとするところ、空見さんらしい」と…

イリヤ

イリヤというのはなにもない存在を指す。サンタクロースが来ないときには、おおむねサンタクロースが存在しないというイリヤがあるからであろう。イリヤという空虚な空間から有を生み出すことはできるか。それは、魔法や操作術によって行為可能性が導ける。…

下門の人 第三十二編

レオンは、「親父さん、こんな腕時計もっとんたん」と笑った。 ヒースは、「その腕時計はまだあるなら見てみたいです」と笑顔を見せた。 下人は、「親父は他界している」と低い声で言った。 ボブは、「それはお気の毒に」と言った。 私も、「気の毒ですね」…

身体論⑮

毎日スクワットをやってみて、一日に一回増やす、という体操が考えられる。私は毎日スクワットをすることを日課としたいと思った。体操は科学的に効果があると証明されているという。体操をなめないで、日々運動を行っていけば、健康な身体が築ける可能性が…

下門の人 第三十一編

ヒースは、「お気になさらずに」と言ってニコっとした。 ボブは、「ヒースさんが赦すなら私も赦しましょう」と言った。 レオンは、「なんかいやな問いかけですみませんでした」と謝った。 下人は、「レオンと彼が執拗に問い掛けてすまなかった」と謝った。 …

恣意的なことで能動的なことはあるか

恣意的に何かを選択・決定することに能動性はあるか、と言えば、相手をいじめる言葉の暴力が恣意的であって、かつ能動性がある。恣意的なことで能動的なことがこれを内包する。 逆に、能動的なことで恣意的なことはあるか、と言えば、アイスを買うという行為…

『私」という感覚は一体どこから、どのように発生したのか

《私》が存在している。それくらい読者は弁えている。 みな、と言ってもいいほど、自己が存在していることを認めている。《私》は私を忘れることなく、私を知っているのではないか。すべてを忘れても自分は忘れない、という言葉もある。わたくしは、すべてを…

無意味の有意味性

無意味な現象というものがある。床のゴミをじっと見つめる行為は、時に無意味に感じる行為である。しかし、無意味な行為をしていなかったら良くないと言われたら、それはそれで面白く感じる発言である。無意味の有意味性というのが、無意味な現象を覆す手法…

下門の人 第三十編

ボブは、「ヒース様、そんな数字をおおっぴろげにするなんて……」と呟いた。 私は、「面白い。二千万円から600万円を引いた金額を今あるんですか」と訊いた。 ヒースは、電気代、食費代、飲費代、ストーブ稼働費、などに使ったお金もあります。 私は、「それ…

【第800回】 人間本性論⑩ ディヴィット・ヒュームの行方②

印象を印象付けるとき、勢いよく印象を印象付けることが懸念されうる。観念付けるという表記は間違い、誤りである。また、観念付けられるという表記も誤記である。印象を受けて印象の高速展開によって勢いよく観念が固定されるまで印象の連続展開が起きうる…

下門の人 第二十九編

レオンは、「大変でしたね」と呟いた。 下人は、「600万円は何とか元をとれるか」と低い声で言った。 ボブは、これから2年後には一千万円儲けが出ると予想しています、と言った。 私は、「それは良かった」と言った。 ヒースは、「二度と盗まれないようにセ…

下門の人 第二十八編

ヒースは、いのちが無事、といういい言葉を聞いて嬉しかった。 下人は、「いのちに別状はない。良かったとしよう」と言った。 レオンは、ヒースさんは楽観的だ、と思った。 ボブは、先週の泥棒が来て、と呟いた。 私は、いつ泥棒が来て、何度あったのですか…

風が吹いたら桶屋が儲かる、について

風が吹いたら風によって桶が壊れる、というのは一理ある。桶が外に放置しているさまを描きそうになる。桶が壊れると桶の需要が高まることも一理ある。使える桶が少なくなって桶が必要になる。桶の需要が高まると桶屋の桶が売れて桶屋が儲かる。

美的自律と能動的自律

美的な感性を保持しつつ次の経験においても美的な感性を行使できることを美的自律という。狭義では自分の身体的美を保持しつつあるあり方をも身体的美的自律と呼ぶ。さらにもう一つの狭義では美的判断力の行使の未来追保持──すなわち保持しつつあるあり方──…

下門の人 第二十七編

私は、「ちなみに盗まれたものはどういうものでしたか」とヒースに訊いた。 ヒースは、「指輪やネックレスなどです」と応えた。 下人は、「お値段の方は」とヒースに訊いた。 ヒースは、えっと、と言うと、600万円相当です、と応えた。 レオンは、「そんなに…

贈与論②

平井堅のソング『君の好きなとこ』の歌詞に非合理的なメッセージがあったことが、贈与を際立てさえするのである。この歌を送るという行為を近内悠太氏は贈呈のように贈与という語で語り、合理的な贈与より不合理的な贈与に重きを置くのである。 ─────── (君…

下門の人 第二十六編

私は、「むしろ盗難を面白いと」は零した。 下人は、「面白いと思う心の広さに脱帽したよ」と言った。 レオンは、「うるさくないですよ」言った。 ボブは、「ヒースさんはこう見えて寛大なんです」と笑みを浮かべた。 ヒースは、「紺屋があちこちにあってで…

下門の人 第二十五編

レオンは、「盗人の匂いがする」と言いながらドアを開いた。 下人は、レオンが開けてはいない、別のドアを開け、あたりを見渡した。 私は、レオンの発言に慎重になった。「盗人はもういないか」と訊いた。 レオンは、盗人は一キロ以上離れたところに逃走した…

下門の人 第二十四編

私は、彼らの意見に納得した。レオンも輝いた顔を見せている。 レオンは、「指輪店がそこですね」と近くに行ったのを知らせた。 下人は、「あったあった、良かった、やっとついた」と零した。 私は、「店員がかすかに見えますね」と言った。 レオンは、「い…

下門の人 第二十三編

レオンは、「ほう。また私の面白いと思う意味ですか」と言った。 私は、「レオンは丁寧だったけか」と言った。 レオンは、「丁寧ですかね」と言った。 下人は、「丁寧であって愚直でもある」と言った。 私は、「レオンらしい」と言った。 レオンは、「愚直と…

主観性と客観性

主観性のあるものとしては、「単に感覚されるもの」が挙げられる。思いや想い、そして発想といった「単に感覚されるもの」は主観性のある感性的知覚によるものである。思惟を行っているときの思惟の自発性があるときにもまた「単に感覚されるもの」であって…

下門の人 第二十二編

レオンは、山にもいろいろあるなあ、と思いついた。 下人は、あの左の方の山が緑山、前の山が案山子山と解説した。 私は、右の方の山を思い出山と聞いていた。 レオンは、緑山の意味が気になった。 レオンは、「緑山の意味は」と私に訊いた。 下人は、間をと…

ノエマの問題

知覚対象というものは意識的な作用における対象である。この対象を内容と呼ぶか、というノエマの問題があった。知覚対象を知覚内容と呼ぶかというような問題である。知覚内容というのは無意識に知覚した内容を包含する。 対象というノエマを内容と呼ぶかにつ…