エクリチュールと諸分解

エクリチュールと読者の解釈

 

仮説1. 

 

ライトノベルの書き方として登場人物に格言的な内容の言説をさせるという手法がある。また、命題のアポリアを提案する台詞を言わせるという手段がある。

 

上記の文章を読んだ読者「アポリアって提案って意味だ」

 

このアポリアという言葉を知らない方たちはこのアポリアという言葉を「提案」とう意味であると誤解する場合がある、と私は考える。

 

書かれた言葉を正確な捉え方のままならないまま捉えるという伝達齟齬が生じている。

 

ホメロスは劇作家だが、ホメロスの歴史上の生息は定かではない。6世紀に生まれた、という説や8世紀に生まれた、という説があり、詳しいことは不明である。

 

上記を読んだ読者「ホメロスって大丈夫って意味だ?」

 

書かれたホメロスという言葉は現存在であり、誤解が生じている。

 

アポリアギリシア語の原義は「行き詰まり」、すなわち、問題が解決困難な状態のこと。ソクラテスは、対話によって相手アポリアに陥れ、無知を自覚させた。相手は、ソクラテスの問いに導かれて、自分生き方についての自分の意見から、論理的に矛盾が生じることを認め、途方に暮れた。

 

  1. 〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] aporia 「道のないこと」の意 )
  2.  哲学で一つの問いに対して、互いに矛盾する二つの結論が出ること。
  3.  一般に、解決困難な問題

 

アポリアという概念の解釈のズレを差延と称することができよう。

アポリアを提案という意味だ、と捉えてもそれは正確な像とはズレている。