2.01 事態は諸対象(諸事物、諸々のもの)の結びつきだ。
2.011 ものにとって何らかの事態の成分になり得ることは本質的だ。
ここでウィトは「事態は諸対象」の結びつきであるという。
パソコンのキーボードと私の指が接点を持つこと、これを結びつきと指称することもできよう。
私の指とパネルが接点を持つという事実があるが、パネルに指から出た血を垂らすという事態になりかねないこともある。
事態の成分になり得る「血を垂らす」という項目は本質的である。
2.012 論理においては何も偶然的ではない。ひとつのものがひとつの事態に現われ得るならば、当の事態の可能性はそのものにおいて予め定められているはずなのだ。
何も偶然ではない論理空間にいるからだろう。
事態の可能性は運命が決まっているから予め定められているはずである。
私たちは未来の想定内容を「事態」と称することができよう。
未来について知っていることは事実である。しかし、想定して語るときは「事態」である場合があるのだ。