下門の人 第二十編

レオンは指輪屋へ行くことのメリットを考えていた。

 

レオンは自分は指輪をかける訳が無いし、似合いもしないことを分かっていた。

 

私は、「指輪は高価でもいいですよ」と下人に言った。

 

下人は、指輪を買えることに希望を思い描いた。

 

下人は、指輪はいくつ買えるか不安とともに期待した。

 

レオンは、途中の信号機を気にした。

 

レオンは、「この信号機は待つのが長い」と言った。

 

私は、「おそらく仕様ですね」と言った。

 

下人は、「冗談か」と笑った。

 

下人は、信号機が赤になるのを逆に楽しむようであった。