事実的認識、哲学的認識、数学的認識という三つの認識があるとヴォルフは言います。
余談)現存在という語は、ヴォルフが初案した後で、ハイデッガーに受け継がれます。
事実的認識というのは、りんごが一個目の前にある、という事実から考えたときの認識を含めます。りんごが斜めになったらひっくり返る、という思索の中での認識は哲学的認識と呼ばれます。
ヴォルフは以下のように述べます。
・事実的認識は哲学的認識の基礎を提供する
・哲学的認識を事実的認識の確証する
一足す一は2である、というのは数学的認識と呼ばれます。数学的な記述ほど確証の持てる分野はない。独断的なヴォルフでも数学的要素の美学は輝けるものであった。信用のおける数学こそ至善のものと捉えた。