2016年5月18日水曜日 野ガモと鼻と、百丈の悟り ある日、百丈（ひゃくじょう）が師の馬祖（ばそ）のもとを訪ねていたとき、頭上を野ガモの群れが飛び去った。馬祖はたずねた。「あれは何だ？」「野ガモです」と百丈。「どこへ行ったのか？」と師はたずねた。…

風になびく旗を見た二人の修行僧が、あれは風がなびかせているのだ、 いや、旗がたなびいているのだ、と両者共に言い争ってお互いに譲りませんでした。 ここから洞察するに、ああだこうだ論じてはいるものの、大事な何かを見逃している感じもします。 あれは…

★美について 美とは視覚的な対象を眼で見たときの美学であろう。 私たちは美しさを求めるが、それは普通一般全体ではないにしろ、何かをイデア的に美しいものを見て心が感化されたのであろう。 私たちは美しいものを好き好み、素晴らしいと高らかに主張する…

★物自体というもの 物自体は誰にも見えず、誰にも分からない、と言われています。 ヘーゲルはカントの物自体を客観と現象は一致するため、物自体は間違っているとしました。 カントも生き返って、「何で物自体なんて述べたんだ」と不思議に思っています。