2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

性加害を覚えて

私たちが人間であろうと、透明人間であろうと、性的な欲求を持つ種差があることは世間一般的に広まっていないにせよ、たしかに本日から認識が広まりつつあるように思います。 加藤さんは犬の透明人間ですが、青年に性的な欲求や興奮を抱いた経験があります。…

言葉の綾 「見える」編

言葉の綾とはどのような内容であろうか。 Aさん「メガネを掛けるとよく見えるよ」 Bさん「私の存在がよりよく見えるんですか」 Aさん「それは言葉の綾。誤解してるようだけど、視界がよく見える、ということ」 Bさん「よく見えるという言葉には言葉の綾…

概念をどう扱うか

他者が何かアドバイスしようと考えている。内容を述べよう。 「梅干しをテーブルから落とした」 という内容である。本当に梅干しを落としたのか、この概念をどう扱うことができるであろう。 それは素直にその概念を信頼すればいいのである。概念を信頼して概…

ウィトの語らなかった想像世界

1 世界は成り立っていることがらの総てだ。 石が四個ある、とき、石が四個あることは世界に成り立っている事柄に含める。 石を頭の中で想像するとき、どのような説明になるであろうか。 頭の中で「石を描いた」ということがらが、世界内にある事実であろう。…

ウィト 世界が物の総体ではない理由

1 世界は成り立っていることがらの総てだ。1.1 世界は事実の総体だ。もののではない。1.11 世界は当の諸事実によって、そしてそれらが事実の総てであることによって規定されている。1.12 というのは、事実の総体は、成り立っていることがらにくわえて、成り…

経験していない未知との遭遇

経験していない諸事項としての遭遇、すなわち未知との遭遇は、私たちにどのような影響を与えるであろうか。 このようにお蕎麦を初めて対峙する際には、あっと驚く場合があるかもしれない。 その未知であったお蕎麦の味に、これまた驚くことがあるかもしれな…

ウィトと経験

5.552 我々が論理の理解に必要とする「経験」なるものは、何かがしかじかとなっていることではなくて、何かが在ることだ。だが、これはとにかく経験ではないのだ。論理はあらゆる経験――何かがそうあること――に先行する。それは如何にに先行する。何にではな…

ウィトゲンシュタイン 論考

1.13 論理的空間内の全事実が世界だ。 論理的に認められる、あるいは現実を示す命題は現実的にあり得る内容であろう。 ウィトゲンシュタインはこの世界を論理的空間内と称した。 1.21 ひとつのことがらは、その他の総ては同じままに、あるいは成り立ちあるい…

ヘーゲルの観念論 2

ヘーゲルは経験においてしか認識できないというカントと同じ考え方をし、カントの経験即理性的判断に同意した。 事象、現象は、私たちが、すなわち現存在の存在が経験することによって理性的に扱われる。事象というものは、風が靡くことも含める。風が靡くそ…

永遠の哲学とは

★哲学の歴史を見ると、或る体系が他の体系によって、もっと厳密に言えば、より先の体系がより後の体系によって反駁されており、一時的に存立可能であった哲学体系も存在していた。或る体系が他の体系により否定されると、支持率が下がってしまう。もう一度芽…

ヘーゲルの観念論 たんぽぽ

ヘーゲルは世界を修整可能性のあるものと考えました。これが後の止揚という発想に繋がります。ヘーゲルの哲学で有名な止揚の弁証法はどのようなものなのでしょうか。そしてヘーゲルの弁証法はどのように私たちに役立つでしょうか。 イチゴが食べたい、しかも…

ジョン・ロック 名言

ジョン・ロックの名言 「心は白紙であり、経験がそこに書き込んでいく」 (意味)人間の心は生まれたときは何も書かれていない白紙のような状態で、そこに経験を通じて知識や考えが書き込まれていくという、ロックの核心的な考えを表しています。 (出典)『…

ヌーメノン 正読み

ヌーメノン】Noumenonとは、カント哲学で、叡智界においての純粋悟性の対象。悟性対象としてのみ考え得るもの。悟性対象として、あらゆる事物が主語によって内的に分析され得る。あらゆるものが一致し、矛盾のない世界を構成する。ライプニッツの世界把握に…

この世界の成り立ち

原世界では存在するものは何もなく、無音でもあり、光はなく、すべてが無であった。そこにビッグバンが発生することで無か有が誕生した。その宇宙の初めを原宇宙と私は呼んでいる。 原宇宙において、時間や空間は語れるのか、あらゆる哲学者が悩まされてきた…

歓びの美学

喜びとは私たちの生き甲斐となる可能性があります。サッカーでゴールを決めたら、喜びますよね。シュートを止めたら喜びが溢れるときがあります。 学校のテスト問題を満点でクリアしたら大喜びですよね。学年で成績一位だったら嬉しいはずです。 誕生日が来…

話さなくてもわかるもの

★話さなくてもわかるもの ストリートファイターで対戦するやり方は話を介さなくても、あるいは説明書を読まなくてもおのずと理解できるであろう。 大乱闘スマッシュブラザーズはゲームキューブやWIIで遊べるが、これらも言葉を介さなくてもやり方は理解でき…

話せばわかる、という命題について

★話せばわかるか? 話せばわかる、と昔に言い残した人物がいる。話せばわかるなら、わかってほしいことは話せばいいということになるであろう。しかし、話してもわからない事態というのは往々にしてあり得ると私は思う。話せばわかるというのは法則としては…

外部帯とは

山から取った木を可能態であるとされる。 木やコンクリートで家を建てたら可能態から現実態へと働きかけたとされる。 質料とはコンクリートなどであり、コンクリートは可能態であるとされる。 家の外部面は形相イコールエイドスであり、外部帯であると私は主…

風船と対自と

風船はみずから旅立つように思われるがもし風船が外で打ち上げられたら対自的存在へと変貌する。 つまり風船が膨らまされているとき、風船は対他的存在であったのだ。他からの干渉を受けているときは、他者から意識的に扱われている。 風船は赤ちゃんが扱う…

正読みと誤読み

判断というものを正確に保持したい、あるいは正確に行使したいと考えるとき、どのような考え方が見出だせるであろうか。 ひとつ、読む、という目の動きで命題の是非を着目する手段がある。 例にしてみる。 例)りんごがある という命題を読もうとする 行使)…

判断と認識

私たちは物事を判断し、ないし認識しているが、判断と認識の差異は語れるであろうか。 判断力批判においてカントは物自体の存在の不可知論を説いた。 これは私たちの認識においてこの世界には認識できない未知の存在があるということであり、カントは判断す…

論理的思考能力を高める命題 猫、人間を例にしてみたい。 命題︰猫は炬燵で丸くなる アンチテーゼ︰生きている猫すべてが炬燵に入るとは限らない。 結論︰猫は炬燵で丸くなるという命題は否定される 。 命題︰人間は食べ物を食べる アンチテーゼ︰人間の赤ち…

頭がいいとは

頭がいいということに関する事柄を語ってみたい。 ①記憶力が高い ②発想力が高い ③IQが高い ④数学が得意 ⑤勘が鋭い ⑥冷静である ⑦話が上手い ⑧柔軟性が高い ⑨困惑しない ⑨怒らない ⑩計算が速い ⑪ディベートが強い ①について、記憶力が高い存在は頭がいいと言…

美を追求する ミロのヴィーナス

美人画と呼ばれるものは美意識を唆られることもあるかと思われるが、実際には浮世絵自体に美意識は放たれないことが多いと私は考える。 美を想うとき、それは美女の女姿が思い当たるものだ。すなわち裸体(ヌード)である。裸体にはミロのヴィーナスというも…

ドラゴンに関する項目を考えたい。 ドラは「裏」であり、ドラゴは「吸血鬼」という意味である。 ゴンは「大丈夫」という意味である。 ラゴンは「コミ」という意味である。 ドラゴンという言葉の意味は、フェイフェイカイヤイヤイヤイ、という意味である。 こ…

★善意志 カントの哲学において、善であるもの、善そのものとは善意志しかないとされている。 ドラゴンという種類の存在はみな善である、と私には見受けられる。ドラゴンは時に善意志を抱いて行為することがあり得る。 善意志とはそれ自身でgood will である…

経験においては存在が経験に先立つ。 実存は本質に先立つ。──サルトル 意識する主体が物事を認識していく事物を主体判断、あるいは究極判断して差し支えないであろう。 意識態が対象のロゴス性に欠けるとすれば、対象の質料と形相に対して認識を欠いてしまう…