(「解釈」)瞬視
過去の現象から特異点を瞬視し、我がものとして拵えること、それが今精一杯の努力であろう。例えば、タバコを外で吸っている方を見てこの店でタバコを買ったんだ、と考えるのも一考であろう。
余談だが、タバコを売った店の外でタバコを吸うケースはよくある出来事であろう。
(「解釈」)歴史的不断性
瞬視したうえで歴史的不断性が確立されている事実に立ち還ることが、瞬断と名づける。
例えば、或る人の成功談を聴いてこの人は謙虚なんだ、と瞬視して、謙虚が成功談に出てくるということや成功者はみな謙虚なんだ、という歴史的不断性に立ち還るケースがある。
余談だが、停電を瞬断だという解釈もある。
(「解釈」)迎合
世人に口なし、世人は死なず。
世人のイメージであるタイヤ交換を冬に行うのが当然だ、という考え方が私たちに襲いかかる。世人は何も言わないが、タイヤ交換をするべだという話に迎合することがあり得る。迎合とは受け入れること、でありう。世人に迎合することで私たちはある種の普遍性的行為に立たされる。