2025-06-25から1日間の記事一覧
人生には何か神秘的な意味があるかのように語られ、思考してきた人間は、幸せになりたいと望むことを見出した。 幸せになることを目的とし、努力や仕事に手を掛ける。大人しく平凡に生きたいからひとりで暮らす、そんなインドア派が見られ、フィールズ賞を認…
人生には何か神秘的な意味があるかのように語られ、思考してきた人間は、幸せになりたいと望むことを見出した。 幸せになることを目的とし、努力や仕事に手を掛ける。大人しく平凡に生きたいからひとりで暮らす、そんなインドア派が見られ、フィールズ賞を認…
自己の意識的事態と相手の意識的事態が等しく扱われるとき、これを間主観的な事態と呼ぶ。花火を打ち上げ、盛り上がるときの感情的な意識は両者の間主観性を絶え間見ることができよう。 『あなたの意識は私と同じ意識の具合だ』 こうした間主観性を導き出す…
ここから12のカテゴリーを割り出します。 量(「単一性」「多数性」「全体性」) 質(「実在性」「否定性」「制限性」) 関係(「実体と属性」「原因と結果」「相互作用」) 様相(「可能性-不可能性」「現存性-非存性」「必然性-偶然性」) 単一性:私、他一者 多…
014/2/5 11:19 「存在とは何か?」という問いは古代ギリシャ以来2500年にわたって問題にされてきたけど、依然としてその答えはありません。 「存在するモノ(存在者)」なら、その答えはあります。 しかし「存在するモノ」の根拠としての「存在」が何で…
死について第③弾。 よく死について考えることは生について考えること、と言われる。 親戚が死んだら葬式に出向かうこともあったが、自分自身の行動基準を死というものから考えていくのは凡人でもできるでありう。死を乗り越えて自由者になれば葬式は何度も参…
ハイデガーは人間の死を分解して次のように述べる。 ……現存在の終わりの死は、最も固有な、没交渉的な、確実な、そしてそのようなものとして無規定な、追い越しえない可能性である、と。 最も固有な、というのはその現存在の存在にしかない死であるから、と…