2025-05-22から1日間の記事一覧

偶然性の美学③

偶然には根拠や理由はない、という風潮があるが、本当はどうだろうか。 理由のある偶然の出来事もあるのではないか。1円残らずレジで使ったという出来事もあったことであろう。 偶然再会したという出来事も理由はあるのかもしれない。それは、偶然出会うこと…

大丈夫大会

Aさん「大丈夫です。いじめられません」 Bさん「大丈夫です。痛くありません」 Cさん「大丈夫です。ムカつかれません」 Dさん「大丈夫です。何とかなります」 大丈夫という言葉はどこでどのように使われるか、言語から世界を分析されたい。 店員「温めますか…

諸事情によりワルキューレンリットの勝利でございます。

諸事情という言葉は会社の失態ではない自分の失態であるときに、「諸事情によりできません」という風に使われるかもしれないが、これでは相手の会社関係者に怒られるということが懸念される。 諸事情により運動会や宴会が遅延されることもあり、宴会に行きた…

労働について

ヘーゲルは「労働は、理想的な個人や、社会へと至るための重要な回路」と位置付ているが、これは「ヘーゲル神」という意味である。 人間は労働を時代にあった場所で強いられる。労働は等価交換のために行う。しかし現存在の存在は誰とも交換することはできな…

カントの物自体の存在と新哲学の事自体

カントは理性でも感性でも把握することのできない物自体の存在があることを説いた。 われわれの認識においても、赤いりんごを赤く見えない盲人がいるように、物自体の存在の性質を認識できていない可能性がある。猫の視点ではきゅうりを緑色ではなく赤色に見…