2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
(「解釈」)存在了解 存在を規定する現存在の存在を了解している、あるいは了解しようと試みる概念的思想を存在了解と呼ぶのであろう。ひとえに存在了解と呼んでも忘れないはずの存在了解を指すのであろう。 (「解釈」)純粋了解 現存在の存在という私たち…
この記事では不完璧主義のすすめに対抗した形で完璧主義に関することがらについて書きたいと思います。 ①完璧主義はちゃんとしっかりできる 完璧主義においては完璧にこなそうとして意識的に力が加わり、上手くいくケースがあります。 ②完璧主義は成功を齎す…
ウィトゲンシュタインが「論考」で論理空間というワードを用いて述べている。この論理空間では、一対一という関係性で世界を写し取ることが推奨される。「机の上に本がある」という命題があるとき、「机の下に本がある」という命題は成立しない。 百歩譲って…
001 存在の意味への問い 存在とは何か。存在にどのような意味があるというのでしょうか。 赤信号という道路交通標識や「止まれ看板」は、「ここは止まりなさい」という内容の目印となっています。 その標識である存在の意味は、運転者に事故に遭わないように…
母はあのとき、「あなたもあなたの双子も同じ日に産んだのよ」と言った。 ぼくは双子がいることを知らなかった。双子はきっとぼくと似ているんだろう、そう思ったが、アメリカで暮らしていることがぼくには何ひとつとして伝わらなかった。 母は、「あなたの…
入門編① 知恵袋ユーザーさん 2022/11/6 2:12 2回答 ハイデガーについて、どうして「死を自覚すること」と「良心」が繋がるのか教えて下さい。 ハイデガーについて、どうして「死を自覚すること」と「良心」が繋がるのか教えて下さい。 アンサー① ハイデガー…
ドゥルーズの提唱する内在平面は、内にある道徳律をも含んでいる。 カントの道徳律に触れてみたい。 (「内在平面としての道徳律」) 道徳律として私は天の星の生い茂ることを想うとき、幸せだ。 この幸福である尺度が内在的なのであり、暴力で打ち消すこと…
ヘーゲルの否定と否定性というカテゴリーにおいて生命の否定と生起の否定というものがある。生命を否定することは自己や個性的生命を否定するという観点でも語られ、自己を否定することは生の堕落とも捉えられる。自己を否定するその否定をさらに否定するこ…
(「解釈」) 時間性の時熟 現在を充実させ、過去を面白いと思い、そこから脱自して、将来と統一させること、これを脱自的統一と称する。 既往性として時熟させること、これが過去のオアシスという観点的立場と相なす。 (「解釈」)過去と現在と将来 過去の…
この世界(A)でテレビ番組の収録があり、撮影されているとしよう。Hさんは番組の収録に参加する、と仮定する。 Hさんは番組収録後、自分が二人いることに気が付く。もうひとつの世界(B)があると閃いたり、その世界で番組収録がされていたことに思いを馳…
(「解釈」)眼前存在者 目の前に現れたり出て行ったりする存在を眼前存在者と称する。 或る人の行動によってその人が自分の眼の前に現れ、会話するとき、眼前存在者と会話しているのであろう。 (「解釈」)手元存在者 手元にある刀を手元存在者と称する。…