諸差異と自律性②

諸差異が自律性というものとして収束することもあるであろう。

 

優しさが足りないから優しさを求めて精進するならば、他の方にもそれは可能であり、各自が優しい存在へと収束する。

 

人間は知覚の束である、とヒュームは言う。知覚の多様性を持つ人間は、知覚の束という形で収束する。

 

自律性という観念は、植物にも関与することがある。たんぽぽは種子が風に飛んでいき、落ちた場所で芽を出して花が開き、このサイクルを続けるという自律性がある。

 

毎年種子がない地面に種子が落ちる、という諸差異の収束があり、芽が出るという差異の収束が懸念される。

 

芽が出るという諸差異という表現もあるかもしれないが、諸を使わずに説明した。

地面に種子が落ちることは各自でイメージしそうな諸差異と書いた。