第一原理である「我おもう、ゆえに我あり」という真実とついていると言われる重要な言説があります。
しかし、実はデカルトは「我おもう、ゆえに我あり」とは書いてない。
(以下WIKI引用)
ラテン語訳のCogito, ergo sum(コーギトー・エルゴー・スム、cogito =我思う、ergo = 故に、sum = 我在り)との標題が有名だが、これは第三者の訳による『真理の探求』で用いられたもので、デカルト自身がこのような表現をしたことはない。
デカルトの書いた著作には「我おもう、ゆえに我あり」とは書かれていない。
それは、「日本語」を書かなかったから、という理由ではない。
「コギト・エルゴ・スム」という表記でも(Cogito ergo sum)という表記もしていない。
きっと第三者の訳による表記がこの第一原理になってしまったのである。
デカルトの第二原理(方法論)
- デカルトは、第一原理に基づき、真理を見出すための方法論を提示しました。これは、すべての知識を徹底的に疑い、真実であると認められるものだけを認め、それを基盤として知識体系を構築していくというプロセスを指します。
- 方法論としては、4つの原則が挙げられます。
- 疑うこと:すべてのものを疑うことで、確実な基礎を見つけ出す。
- 分割すること:複雑な問題を単純な要素に分解する。
- 順序を立てること:単純な要素から複雑な要素へと段階的に知識を構築する。
- 完全に行うこと:抜け落ちがないように、すべての要素を包括的に確認する。
第二原理においては、4つの原則が加味され、すべてを疑うことから始まる。
実在を疑う という懐疑も懸念される。これについてはまた。